延命地蔵願王菩薩
ご本尊・延命地蔵さま、厨子入り座像です
須弥壇上奥の院ご奉座、仏天蓋のもと奉安
ご本尊のいわれが記された額です
御本尊扁額にみる縁起文の概略
ご本尊は流木より造られた!!
扁額の縁起文は、すべて漢字で刻まれています。
いまより285余年前のことです。正徳4年(1714)6月に天竜川が決壊し、 遠江一帯に大洪水がありました。見渡すかぎりの田畑をこわし、 多くの家屋が流出して近郷村民は大きな被害に遭いました。
天竜河口には、たくさんの流木が押し寄せ、このなかに紫の光沢を放つふしぎな枯木がありました。 檀頭、大石氏らが話し合いの上、これを拾い上げ当山に運び込んだと記されています。
また、時の7代住職雪伝祖庭禅師は、この霊木に深い感銘をうけ、 檀徒農民の五穀豊穣と福寿康寧を祈願して、地蔵菩薩の造作を発願し、 京洛の仏工師に依頼したとあります。 5年の歳月を経て、 享保4年(1719)12月に念願の延命地蔵さまが完成し、 中本寺である龍雲寺住職を大導師として拝請、開眼祝賀の法要に至ったとも刻まれています。