迦葉山

摩訶迦葉尊像摩訶迦葉尊者像開眼

山門皐月吉辰、伏シテ海龍寺

摩訶迦葉尊像点眼ノ令辰ニ値ウ
此ニ尊像ヲ拳揚シ香一片ヲ捧グ


梵天王は一時、霊山の会上に到り、
金色の婆羅華を以て仏に献じて、
仏に請いて群生の為に法を説かしむ。
世尊は座に登り、華を拈じて衆に示し、
青蓮の目を瞬ぎたまう。
人天百万 悉く皆、措くなし。
独り金色の頭陀大迦葉のみ破顔微笑す。
 世尊 たまわく、 「吾れに正法眼蔵、涅槃妙心、実相無相の法門あり。 不立文字、 教化別伝を 大迦葉に分付す」と
 山僧 更ニ挙揚ノ一句アリ
 白雲山精舎ハ 龍吟ジテ雲起コリ 袈裟ガケ梅陰松ハ 翠深々ナリ
                                                海龍壱拾五代 珪峯泰正 九拜

解説 釈迦牟尼世尊が霊山で説法されたその時世尊は、梵天が献じた華をもたれて大衆に示された。集まる人天諸比丘は黙然として静まった。ただ大弟子の迦葉尊者のみが破顔微笑し座から立って合掌正位した、との故事による。

尊者像開眼前迦葉尊像点眼回向文
海龍浩々たり 入魂の辰、迦葉山に 尊像安座す。正に仰賛す 真慈の菩薩、法輪益す転じて 皐月新たなり。 仰ぎ惟れば三宝、咸く證知を賜りたまえ。
山門今月今日、伏して摩訶迦葉尊像安座点眼の良辰に値う。
上来、般若心経消災妙吉祥神呪を諷誦す。集むる所の功徳は、般若会上諸仏菩薩及び十六善神、当山鎮守白山妙理大権現、一切護法の諸天、威光を増加せる無量の徳海に回向す。
伏して願わくは、妙相たる尊像造刻 寄進の功徳主 鈴木義人家 身宮安泰、家門繁栄、福寿安寧、社運隆昌、必ず感応顕われんことを。専ら祈るらくは、山門鎮静、門風永扇、檀信帰崇、諸縁吉祥ならんことを。十方 三世云々

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